ランド戦士の皆様
ランドのほうやや売り込まれています。
この要因ですが…
南アフリカの問題国営企業エスコムによる格下げ懸念が高まったそうです。
南アフリカ政府がエスコムを金融支援をする姿勢を見せたことが敬遠されているようです。
この支援のほかにも別の懸念も浮上しています。
ゴーダン大臣がエスコムの救済策を発表する予定なのですが…
すべてはゴーダン大臣に!ムーディーズ、エスコムの3分割を熱望
石炭火力発電推進でジャンクの可能性
この内容が…
石炭火力発電を推進するような内容だった場合、ムーディーズによりジャンクに格下げされる懸念があるそうです。
どういうことかというと…
実は石炭は、二酸化炭素排出量が多く温暖化要因となっており…
世界的に石炭等の化石燃料から、再生可能なエネルギーにシフトしようとしています。
英国やフランス等ではパリ協定を踏まえ2030年までに石炭火力をゼロにする意向を示しています。
つまり…
南アフリカが石炭火力を推進するということは…
まるっと見事に、時代に逆行することになるわけです。
では、なぜ南アフリカ政府が石炭を推進する可能性があるのか…
実は南アフリカは石炭産出国で…
産出量の内4分の1を輸出、4分の3を国内供給しています
(エスコム等での発電のために)
要するに石炭産業は南アフリカのビッグビジネスなのです。
ですので、エスコムが石炭から再生可能なエネルギーにシフトすると…
この産業界隈に属する雇用や利権に大きなダメージになるわけですね。
特に雇用に関しては南アフリカ労働組合の圧力がありますので…
一筋縄ではいきません。
こういう状況の中…
ラマポーザを選挙支援を行ったSeriti(セリティー)という会社が…
SEACという石炭会社を買収寸前というニュースが流れて来ました。
Big CR17 donor one step closer to ‘juicy’ coal deal with Eskom – report
ラマポーザの息のかかった会社が、石炭に力を入れているということは…
エスコムの石炭火力発電を推進するのではと懸念が高まったようです。
こちらの南アフリカニュースによると…
もし、推進となった場合、ジャンクの可能性が高まるそうです。
この買収の件…
もしかするとラマポーザの賄賂疑惑も絡んでいるかもしれませんね。
→
ラマポーザ賄賂疑惑企業!ボササCEOが死亡
この辺りは踏み込んではいけない南アフリカの大きな闇問題かもしれません。
これからゴーダン大臣が石炭火力発電について…
どういう見解を示すか大注目ですね。
最後ですが…
皮肉にも我が国、日本は大震災を受け、石炭火力発電を推進しており…
世界からバッシングされているようです。
興味のある方はこちらをご覧下さい。
→
止まらぬ石炭火力発電 「事業者はリスクに気付いて」